（記事公開日：2019年5月29日）
（最終更新日：2019年6月8日 第3稿）
【#35】ナスDの無人島で2泊3日0円生活 MAN vsサメ①
2018年の年末にテレビ朝日で放送された「無人島0円生活」。よいこ組、吉田沙保里組と対決したナスDさんは、TV業界の最前線で活動する敏腕ディレクターでありつつもサバイバル知識と技術に長け、島に流れ着いている腐ったドリンクの一気飲みも可能という人並み外れた身体能力も持っています。
そんな破天荒なサバイバル超人・ナスDさんが挑戦していた「サメ島でサメを釣る」コーナーは、現在youtubeで見る事ができます。地上波ではカットされている部分が公開されているので非常に臨場感あふれる動画になっています。
個人的に気になったのが、ナスDさんの使っているウェアやアウトドア用品。サバイバル経験豊富な人は「有名ブランドだから使う」のではなく、ブランド関係なく「これで十分使える」というアイテムを使っているはず。ナスDさんが選んだ道具を検証して、何故その道具を選んだのか、無人島で生活するのに十分な装備とは何か、などを知れたらと思って色々特定してみました。
現在まだ数点だけですが、順次加筆修正していこうと思います。
【ナスD装備特定① 普段着の帽子・シャツなど】
Dakine Chase Beanie
ナスDさんがよく被っている帽子はダカインのビーニー・DK1103-15。2015年に発売された帽子で、現在は廃盤になっています。ダカインは1979年にハワイで設立されたブランドでサーフィンを始めとするアウトドアアイテムを販売しています。この帽子はアクリル100％でリブ編み、裏地が二重になっています。
DIESEL(ディーゼル)Sulfy Casual Shirt
無人島で着ていたシャツは、以外にもイタリアのメンズファッションブランド・ディーゼルのチェックシャツでした。綿100％で、アウトドアブランドのシャツによくある速乾性や抗菌性・防虫性のある素材は使われていません。ナスDさんはシャツの機能性については重要視されていないのかもしれません。
水中に潜るシーンで被っている帽子はマリンスポーツウェア・MOBBYS（モビーズ）のダイブキャップ・デニムカラーでした。水中で髪が広がるのを抑え、夏場の頭の日焼けを防御。クロロプレンラバー素材で表地にはリブが入り、感触はニット的。頭頂部分にレギュレーターの泡が出る排出孔があります。あごひもの耳部分はメッシュ素材で聴覚を妨げないようになっています。定価は8000円くらいするので、これが「おしゃれウェット兼帽子 1500円」で販売されていたのは確かにお買い得です。
karrimor(カリマー)P beanie +d
移動中の車内で被っていた帽子はカリマーの「P beanie +d」だと思われます。編み込み的に表裏をリバーシブルで被っているようです。カリマーはイギリスのアウトドアブランドで耐久性のある登山ザックを作っている事で知られています。デザインも全体的にシンプルかつおしゃれで大人の男性に好まれる傾向にあります。
【ナスD装備特定②／ナスDさんが着ていたウェットスーツは？】
Riffe PELAGI-TEK 1.5MM ウェットスーツ
【amazonで Riffe PELAGI-TEK 1.5MM を探す】
ナスDさんが選んでいたウェットスーツは、アメリカのNO1スピアフィッシングメーカー・Riffe（ライフ）のPELAGI-TEK 1.5MM ウェットスーツでした。日本が誇る山本化学工業の生地が採用され、軽量かつ柔軟で快適なフィット感を実現。優れた保温性と速乾性も有しています。また、水中環境に溶け込みやすいデジタル迷彩で魚に気付かれにくいデザインになっています。
厚さは1.5mm、3mm、5ｍｍの3種類ありますが、ナスDが選んだのは頭部フード無しの1.5mm。保温性は低いのですが浮力が生まれにくくて機動力が高いので「ベテラン向けのスピアハンティングモデル」と言えます。
【ナスD装備特定③／ナスDさんが履いていた靴（ウェットブーツ）は？】
Foxfire（フォックスファイヤー）クイックジップ6 WDシューズ
小鮫島上陸時に画面に映った靴は、foxfireのクイックジップ6シューズでした。フォックスファイヤーは登山＆フィッシングに強い日本のブランド。この靴は「ウェーディングシューズ」という種類で、濡れた岩場などでも滑りにくい作りになっています。脱ぎ履きがしやすい「クイックジップ・システム」が採用され、軽量かつ高い耐久性があり、グリップ性能と歩行性能も高い高機能シューズです。価格は23000円前後。無人島の攻略に「高性能な靴」は重要だったようです。
【ナスD装備特定④／ナスDさんが着ていたレインジャケットは？】
THE NORTH FACE（ザノースフェイス）VENTURE JACKET
着ている青色のジャケットはノースフェイスのベンチャージャケット（旧カラーのターキッシュブルー）が近似しています。 HYVENTClear D(2.5層)素材を採用、防水シェルとしてだけでなくウインドシェルとしても活用できる軽量レインジャケットです。ノースフェイスのジャケットはシルエットがきれいなのでオシャレな人が好む印象があります。
ナスD道具特定⑤／ナスDさんが着ていたライフジャケット
サメ島上陸時に着ていたライフジャケットはモンベルのものでした。日本の総合アウトドアブランド・モンベルのフリーダムだと思われます。フリーアジャストシステムでXSからXXLまで幅広く対応するフリーサイズのライフジャケット。フロントオープンで脱ぎ着がしやすく、長時間の着ていても快適。価格も7000円前後でお手頃です。
ナスD道具特定⑥／ナスDさんがサメ釣りで使っていた手袋
PROWORK プロカワテ #116 背縫い
準備段階の時に使っていた皮手袋がこちら。牛床革素材で、価格は楽天市場で500～1000円くらいです。
ファイントラック（finetrack） エバーブレストレイルグローブ
サメ釣りシーンで着用していたグローブは神戸のアウトドアメーカー・ファイントラックのレイングローブでした。異次元ストレッチ性能を備えた防水透湿素材「エバーブレス」と、ウォーターウエアシリーズの「ラピッドラッシュ」の生地を使用した高性能グローブです。サメ釣りでは細かい作業が必要になるので、ベルクロを使わなくてもごわつきやもたつきが無くフィットする点が採用の決め手だったのかもしれません。
ナスD道具特定⑦／ナスDさんがサメの調理で使った包丁・調理道具
東穂工業 和包丁 JOY GOURUMET 出刃 日本製 165mm
サメをさばくシーンで、包丁に「東穂」の文字が刻まれていました。刃物メーカー東穂工業の包丁、長さ的に165mm（か150mm）の出刃包丁だと思われます。手研ぎ仕上げで切れ味が鋭く、重い刀身で魚の頭を落としたり骨ごと叩き割る時にも使えます。鉄に鋼を割り込んでいるので食材に対する抵抗感がなく、力を入れなくても吸い付くように食い込む特性をもっています。
貝印 関孫六 4000ST 三徳包丁 165mm AB-5222
もう1本の包丁は関孫六でした。サイズ的に三徳包丁ではないかと思います。世界有数の刃物産地・岐阜県関市産の包丁で、両刃でプロ用刃付けを採用。鋭い切れ味と研ぎ直しに優れた「ハイカーボン特殊ステンレス刃物鋼」を使っています。調理にこだわる方への要望に応え、口金はステンレステーパー形状。丸い口金なので手に優しい仕様になっており、重心がハンドル側にあるので握りやすく刃の重さを気にせずに思い通りの包丁さばきが実現できます。
使っていたカセットコンロは、小池化学のマイクッカー。ボンベ着脱がマグネット式で簡単、ボンベが過熱しても自動消火するので安全な作りになっています。重さは1500ｇ、サイズは幅329ｍｍ×奥行285ｍｍ×高105ｍｍ。火力は3.5kwでそこそこ高いです。
サメの刺身を食べる時に使っていたしょうゆ。豊潤でめちゃくちゃ美味しく素材のおいしさをすごくちゃんと出してくれる、とナスDが太鼓判を押しています。amazonレビューも星4.5で、すっきりとして上品な味と好評です。サクラカネヨは昭和2年に鹿児島で創業した醤油・味噌メーカーです。キャッチコピーは「ふるさと薩摩の隠し味。なお、サメを漬ける時にはカネヨの濃口しょうゆを使っていました。
（※ 続きはまた後日加筆修正していきます）
