「コーヒー好き」が周りに認知されると、大人数にコーヒーを淹れるケースが増えてきます。私もホームパーティーなどで6人くらいにコーヒーを振る舞う機会が多くなったので、bonmac(ボンマック)のコーヒードリッパー・CD-4DXを買いました。これは4~6杯分を一度に淹れられる大型のドリッパーです。適合するフィルターも4~6杯用の台形フィルターで、コーヒーを受けるサーバーも大型のコーヒーサーバーが合います。
ただ、最近は6杯分以上を一度に淹れたいケースも出てきました。アウトドアでなら、大人数向けでパッと思いつくのはパーコレーターでの抽出です。
ランタンで有名なペトロマックス社のパーコレーターは容量4200ml。なんと約28杯分のコーヒーを一度に淹れる事ができるコーヒーグッズです。そんなに淹れてどうするんだという位の抽出量ですが、キャンプやバーベキューではおかわりをする人も多いので6~10人くらい集まっていたならちょうどいい量だと思います。
ただ、パーコレーターの循環式の煮出し抽出はコーヒーの雑味を多く抽出してしまいます。焚き火に置いて抽出するワイルド感は雰囲気があって良いのですが、「味」のクオリティを求める人にとっては物足りないコーヒーとなってしまいます。
大人数相手でも美味しいハンドドリップで淹れたい。そんな人のために大きいコーヒードリッパーを探してみました。
【コーヒードリッパーで一番大きいのは12杯用】
カリタ プラスチック製コーヒードリッパー(7~12人用) 104-KP
カリタ ポリカーボネイト樹脂製コーヒードリッパー(7~12人用) 104-D
コーヒーメーカー大手のカリタの104ドリッパーなら、7人から12人までの量を一度に淹れる事が出来ます。これらのドリッパー合うペーパーフィルターはカリタ コーヒーフィルター FP104濾紙(7~12人用)。コーヒーポットもカリタで揃えるなら1200サーバーが適しています。
【個人的にはコーヒーグッズを2セット揃えるのをお薦めします】
12杯対応のドリッパーとサーバーを買えば一度に抽出できて楽なのですが、ドリッパーとサーバーを2セット揃えるというのもおすすめです。その理由は、
片方には浅煎りのA豆を抽出、もう片方には中深煎りのB豆を抽出、とコーヒーの味の違いを演出できるという利点があるからです。
ある程度コーヒーについての造詣が深くなり品種によって味の違いがわかるようになると、「豆の違いでどれくらい味わいが異なるのか」をエンターテイメントとして提供できると思います。産地や農園名、味の特徴などを比べられるようにお品書きを用意しておくと、飲む側も「効きコーヒー」を楽しむ事ができます。
その際にはドリップスタンドがあると見た目もオシャレです。画像のハンドドリップ用2連スタンドは5000円以上しますが、山崎実業のドリップ式コーヒースタンドはamazon価格2500円くらいです。
コーヒースタンドに並べるなら同じセットを揃えたいところ。ハリオのV60メタルコーヒードリッパーやカリタの銅製コーヒードリッパーを2器並べると「オシャレなカフェ空間」の完成です。
アウトドアでなら、持ち込む器具を減らして手数も減らしたいので12杯用セットで大容量抽出をするのが楽なのですが、ホームパーティーなどで振る舞うのならコーヒー器具を2セット用意して2種類のコーヒー豆を用意するのも面白いと思います。どういう風に味の違いを楽しんでもらうのか。コーヒー好きの腕の見せ所だと思います。
以上、大容量コーヒードリッパーについての記事でした。ご参考にして頂ければ幸いです。