引用:上山高原エコミュージアム
兵庫県新温泉町のススキの名所・上山高原。今年はススキの群生が3分の1になったそうです。
ススキの名所として知られる新温泉町の上山高原で、ススキの群生面積が減少している。(中略)
今年は高原の大部分でススキが育たずに、ワラビばかりが繁茂する<異変>が起きた。(中略)
ススキの生育を妨げた<犯人>として浮上したのが、新温泉町内で急増している野生のシカ(中略)
「ススキの新芽が食べ尽くされ、シカが好まないワラビだけが育ったのだろう」と分析

令和2年(2020年)の兵庫県第2期ニホンジカ管理計画のデータでは新温泉町で2053頭もシカを捕獲していますが、これでも被害が出ています。
兵庫県全体のシカの推定生息数は横ばいなので、今まで食べていたものが無くなったか、シカたちの間で「ススキは新芽なら食える」というのが広まったのかもしれません。
全国のススキの名所も、上山高原のような被害が発生する恐れがあります。記事によると、すぐにはススキは絶滅しないようですが被害が続くと地下茎が弱って絶えてしまうとの事。
出来るだけ早く防護柵の設置などで対策をした方がいいのではと思います。

鹿肉を食べてハンター支援
鹿の獣害・食害を防ぐためには、捕獲で働いている狩猟者・ハンターの人数が増えることも重要です。
彼らの生活が潤えば就業者も増えるので、鹿肉などを積極的に購入するのも支援につながります。

高タンパクで低カロリー、鉄分・ミネラルも豊富。ちょっと値段がお高いのですが、一度食べてみる価値はあると思います。