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ブログにお越しいただき有難うございます。山コーヒーアドバイザーの青山孝平と申します。山と渓谷社様からご依頼を受け、山と渓谷2月号に山コーヒーについて寄稿させて頂きました。80年以上の伝統がある「山と渓谷」に載るなんて山好きとして光栄です。

 

 

 

本の中身をブログでご紹介したい所なのですが、権利関係の都合により掲載できませんので、是非書店や電子書籍にてご覧いただければと思います。

 

 

 


山と溪谷 2017年2月号 単独行60の知恵

 

 

 

 

 


 

【山コーヒーについて思っていること】

 

 

 

山で飲むコーヒーは美味しいです。山頂の達成感とともに飲む一杯、絶景を眺めて仲間と味わう一杯、見知らぬ登山客に振る舞う一杯。どれも人生の思い出に残る素晴らしい一杯になります。そんな「山コーヒー」で私が一番大切にしているのは「もし山頂に立てなかったり絶景が見れなかったとしても、山コーヒーがあることで充足感は味わえる」というものです。

 

 

 

山頂を踏めなかった、敗退だ。撤退だなんてカッコ悪い、失敗だ。雲海や霧氷や満天の星空が見れなかった、今回はハズレだ。無駄足だ、空振りだ―。

 

 

 

私が山頂や絶景ありきで登っていた時は、どうしてもこういう思考になりがちでした。ですが、山でコーヒーを飲む事を目的にしてからは、悪天候で撤退しても、何かしらのタイムロスで山頂手前で引き返しても、撮りたい風景がカメラに収められなくても、山でコーヒーを飲むと「それもまた登山の醍醐味だ」と受け入れられるようになりました。山コーヒーを始めてから、精神的な満足感が増したように思います。もしかしたら山のコーヒーブレイクには座禅のような効果があるのかもしれません。

 

 

 

また、山コーヒーは安全登山にも繋がると考えています。悪天候・体調不良なのに無理をして山頂に登ろうとすれば、道迷い遭難や滑落事故などを発生させる確率が高まってしまいます。「山頂は行けたらラッキー、ダメなら麓で山コーヒー」というスタンスなので下山撤退を判断しやすくなりますし、山でコーヒーを楽しむくらいの時間を考慮しておく事で行程にも余裕が生まれ、より安全に山を歩けます。

 

 

 

当初は「登山に合う一番美味しいコーヒーは何か?」を知りたかっただけなのですが、UCCコーヒーアカデミーで基礎理論を学んで山で実践を重ねた結果、登山自体のスタイルも変わり、山のコーヒーは街で飲む味わい方と違っていいのではないかという考えに至っています。味覚の美味しさを追求するのも面白いのですが、誰と飲むか、どこで飲むか、どんな思いを込めて淹れ、どんな心境で飲むかなどの「心を満足させる一杯」が山には合うように感じています。

 

 

小難しい事をいろいろ考えたりしていますが、基本的にはコーヒーをきっかけに山登りをしたことない人にも登山を楽しんでもらえたらいいなと思っています。特に人生の節目で悩み事を抱えている方におすすめしたいです。私自身、山を歩いて景色を見ながらコーヒーを飲んだ事で悩みが晴れていきました。コーヒー登山動画やブログがきっかけで誰かの役に立てたなら幸いです。

 

 

 

山コーヒー動画は月1本を目標に作っていく予定です。ブログは基本的に登山初心者向けですが、わかりやすく役に立つ雑文を書いていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

青山孝平

 

 

 

■追記

・2016年公開分でおすすめの山コーヒー動画は「山と珈琲 ススキの岩湧山で山バターコーヒー」です。合わせてご覧頂ければ幸いです。

 

 

青山
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