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中国製熊スプレーの品質について

 

昔は数社しかなかった熊スプレー。全国で熊被害が発生し問題が深刻化した結果、いろいろな販売業者が熊スプレーを取り扱うようになりました

 

ただ、熊スプレーは強烈な刺激物で危険性が高いうえに「もしも」のときにちゃんと動作してほしいので、信頼性の高いものが求められます。

 

取り扱う販売業者が信頼できる会社なのか、どんなメーカーが販売しているのか、商品によって性能が変わるのか、中国製で大丈夫なのか

 

気になったので、調べてみました。

 

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amazonで販売されている熊撃退スプレー

AMIAAXINのアウトドア用安心スプレー

 

AMIAAXIN
アウトドア用安心スプレー Bear Spray Self Defense Deterrent

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この「AMIAAXIN」というメーカー、中国・湖南省のZeng Xinrongさんが2024年9月30日に商標を出願されていて、他にも護身用スプレーなどを取り扱っています。レビューは、販売したばかりだからか商品無料提供者の口コミ感想が多く、サクラチェッカーは3.72の「警告」表示。販売元(ストア)「Yuan Baoxi」のレビューはまだ6件で、中国に住所がある業者ですが今のところは不具合レビューはなく問題なく出荷対応してくれているようです。

 

野鍛冶屋の熊撃退スプレー

 

野鍛冶屋
森の冒険家推奨270ml熊撃退スプレー

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「野鍛冶屋」は表記が日本語ですが、中国のブランドまたはメーカーのようです。販売元ストアは主に住所が中国の店舗。商品レビューには「スプレーの首元辺りから内容物が漏れていた」「熊スプレーは模造品」「梱包を解いたら目・喉に刺激を感じた」などのコメントがあり、評価は低評価でした。

 

野鍛冶屋
熊撃退スプレー 270ml

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野鍛冶屋の熊撃退スプレーの別ラベル版。内容は同じで、販売業者が異なります。商品レビューが商品無料提供者の口コミ感想が多いのが気になります。

 

青山

これらの「野鍛冶屋」スプレーは形状が同じなので、中国の販売業者がそれぞれラベルを貼っていると思われます。

 

UDAPのGriz Guard

 

UDAP
Griz Guard
ベアースプレー&グリズガードホルスター

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UDAPはアメリカのセルフディフェンス用品のブランドで熊よけスプレーを中心に展開しています。ブランド自体の信頼性は高いのですが、amazonの販売元「ギフト.」では「お届け予定日が過ぎても商品が届かない」「商品が届かず、返金対応をお願いしても返金されない」などのクレームが発生しています。販売業者「FUNBANK Co., Ltd.」の住所はバーチャルオフィスで、電話番号検索では転売会社の電話番号と表記されています。

 

Tregar Products(トレガープロダクツ)の熊スプレー

 

Tregar Products(トレガープロダクツ)
熊撃退スプレー コンパクトサイズ

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日本製の熊撃退スプレー。トレガープロダクツで検索すると、FRP製品(ガラス繊維強化プラスチック)を取り扱うサクライFRPパーツと同住所同代表だったので、この会社が熊スプレー事業を始められたようです。普通のスプレーのような形状で、最大噴射時間60秒なのに70gで軽量。使用期間約3年の噴射距離3〜5mで価格が4680円とお手頃なのですが、容量60mlはちょっとコンパクト過ぎて心配です。

 

村の鍛冶屋 くまいちばん

 

村の鍛冶屋
くまいちばん

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株式会社 山谷産業のキャンプ系ブランド「村の鍛冶屋」によるツキノワグマ用熊スプレー。90mlサイズの日本製で価格も安いのですが、「使用時は必ず手袋などを着用」と缶にに記載されており、レビューでも「ガス抜けで液体が出なかった」「キャップが取れやすくてストッパー等の安全装置もない」「撃退ではなく忌避」などの低評価が見られました。

 

Lilima BEAR

 

Lilima BEAR
熊よけスプレー

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主に化粧品を取り扱っているメーカー・株式会社プライムの公式ショップ「Lick」にて販売されている熊スプレー。容量220ml・噴射時間30秒の大容量で価格は6800円。後述のポリスマグナムの倍の容量、10倍の噴霧時間です。プライム社の商品紹介ページにこの熊スプレーは掲載されていませんでしたが、販売業者が日本にあるので何か問題が発生したときに連絡が取りやすいです。

 

バイオ科学株式会社の熊一目散

 

バイオ科学株式会社
熊一目散 国産熊スプレー

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国産開発の日本製熊スプレー。バイオ科学株式会社は徳島県阿南市に本社を置き、水産・畜産向け動物用医薬品や栄養剤などを研究・開発・製造・販売する企業。米国EPA(環境保護庁)の熊スプレーに関する性能ガイドラインに準拠して設計され、噴射距離約10ⅿで280mlの大容量、使いやすいプッシュ型。国産で安心なのですが、本体275gで少し重く、amazon価格が少々高騰しています。

 

期限切れ熊スプレーの廃棄処理と回収について

 

熊よけスプレーを買うにあたって、私が重要視したのが使用期限後の廃棄処理方法・回収について

 

Lilima BEAR熊よけスプレーの説明書には「[廃棄方法]お住まいの地域で定められた規定に応じて、適切な処分をお願いします」と表記されており、熊一目散の説明書には「ガスと内容物を完全に噴出した上で、各自治体の処分方法に従って廃棄してください」と書かれ、モンベルが販売する熊スプレーにも「廃棄方法は各自治体の回収方法に従ってください。」と書かれています。

 

さらっと書いていますが、熊スプレーの処分はめっちゃ面倒で大変です。

 

青山

殺虫剤とかと比べて、面倒さが桁違いです。

 

■【YouTube】フロンティアーズマンベアスプレー処理方法
https://www.youtube.com/watch?v=GOWNKmqfIRE

 

この動画を見て頂ければおわかりになるかと思いますが、環境に配慮した処分はゴーグルや手袋などの道具の準備も要るし、スプレーした水を廃棄するためのゲル化剤の準備も必要です。とにかく面倒です。

 

ケイエスプロダクツのポリスマグナムは「無料廃棄サービス」付き

 

熊撃退スプレーB-609ポリスマグナム

引用:【amazon】POLICE MAGNUM(ポリスマグナム) 熊撃退スプレー B-610

 

私が購入した株式会社ケイエスプロダクツ(TMM)のポリスマグナムは、同社の無料廃棄サービスを利用することができます。

 

当店でご購入の際に限り、催涙スプレー(熊よけスプレーを含む)の購入数量と同数量までの破棄は無料で承ります

引用:KSP「催涙スプレーの廃棄方法と廃棄代行サービス」

 

福岡までの熊スプレーの送料は送り主負担となりますが、おおよそ1000円くらい。(北海道・沖縄・離島はもうちょっと高いかも)

 

ただ、処分の手間と危険性を考えれば、これくらいの送料は処分費用として十分安いです。

 


POLICE MAGNUM(ポリスマグナム)
熊撃退スプレー B-610 ホルスター付き

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青山
モバイルバッテリーもそうなのですが、危険物を販売するなら廃棄まで責任をもって取り扱ってほしいなと思います。

 

追記:北海道のヒグマには強力なヒグマ用スプレーを

 

SABRE(セイバー)
フロンティアーズマン・ベアスプレー

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

青山
こちらは北海道のヒグマ用スプレー。ツキノワグマ用より威力があります。人体へのダメージも大きくなるので取り扱いには十分な注意が必要です。

 

 

青山
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