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引用:【amazon】Stay Hungry Stay Foolish Tシャツ

 

 

スティーブジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの名言「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ。 愚か者であれ)」。

 

あまりに有名になったこの言葉、スティーブジョブズが作ったものだと思っていましたが、元ネタがありました。

 

 

引用:【amazon】Whole Earth Epilog 1974年

 

 

それが、70年代の自然回帰のアウトドア文化に大きな影響を与えた、「ホールアースカタログ(全地球カタログ)」です。

 

全地球カタログ(Whole Earth Catalogue)

1968年に、スチュアート・ブランドによって創刊された。ヒッピー・コミューンを支えるための情報や商品が掲載されていた。創刊号の表紙を飾ったのは、1966年にブランドが起こした運動が功を奏してNASAから発表された、宇宙に浮かぶ地球の写真である[1]。『宝島』『遊』『POPEYE』など日本の主要なサブカルチャー雑誌にも大きな影響を与えたとされる。

1974年に、『Stay hungry. Stay foolish.(ずっと無謀で[2])』という言葉を裏表紙に飾って廃刊した。この言葉を、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式の式辞で、卒業生に贈る言葉として紹介した[1]。

引用:wikipedia「全地球カタログ」

青山
ノースフェイスやパタゴニア、マーモットなどのブランドが誕生したのもこの時期です。

 

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ジョブズの名言が書いてあるのは最終号「Whole Earth Epilog」の背表紙

 

引用:【amazon】Whole Earth Epilog 1974年

 

ホールアースカタログは何冊かありますが、ジョブズの名言が書かれているのは最終刊の「Whole Earth Epilog」(1974年10月発行)の背表紙です。

 

このWhole Earth Epilog、価格が高騰してamazonでは72000円の値がついています。

 

青山
一度目を通してみたい…どうにかして読めないものか。

 

デジタル版などがネットで入手可能なのか、図書館にあるのかなどを調べてみました。

 

Whole Earth Catalogue(Epilog)のデジタルPDF版について

 

 

調べてみると、公式サイトにてweb上で公開していたようですが、2022年現在は閲覧できない状態になっています。

 

世界のweb情報を収集しているアメリカの非営利法人「Internet Archive(インターネットアーカイブ)」には、1971年の「The Last Whole Earth Catalog」が収録されています。

 

 

引用:【amazon】The Last Whole Earth Catalog

 

■Internet Archive「The Last Whole Earth Catalog」
https://archive.org/details/B-001-013-719/mode/2up

 

青山
50年前のカタログ、英文で読み辛いですが当時の熱量を感じることができます。カタログの掲載基準は、「道具として役に立つ」「自立教育を促す」「高品質、もしくは低価格」「メールで簡単に手に入る」の4つ。エルエルビーンのビーンブーツも収録されていました。

 

なお、インターネットアーカイブには1974年10月発行のWhole Earth Epilogは収録されていませんでした。

 

 

ホールアースカタログは図書館で読むことができるのか

 

 

PDFデータで何となく雰囲気はわかりましたが、やはり「本」として実物を手に取って時代を感じたい。日本の図書館にホールアースカタログはないのでしょうか。

 

国立国会図書館をはじめ、全国の図書館の書物が検索できる「国立国会図書館サーチ」で探すと、一般的な図書館は宮崎県立図書館の1件だけでした。

 

■宮崎県立図書館「Whole Earth Epilog」を検索
https://www.lib.pref.miyazaki.lg.jp/winj/opac/switch-detail-iccap.do?bibid=1100318278

青山
県立図書館間での書籍の取り寄せはできないこともないですが、条件などがあるので気軽には申し込みにくいです。

 

大学図書館では、東京大学社会科学研究所や愛知・大阪・金沢など6ヶ所の大学図書館にあることがわかりました。

 

■CiNiiで「Whole Earth Epilog」を検索
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB14796703

青山
私の最寄りは大阪大学の図書館なのですが、現在は一般の人は新型コロナ対策で入館できません。(在籍する学生・関係者は可)

 

ホールアースエピローグは海外からの個人輸入もできます

 

引用:【amazon】Whole Earth Epilog 1974年

 

 

簡単には閲覧できない書物となってしまった1974年版のホールアースエピローグ。

 

amazonでは70000円のこの本、海外個人輸入サイトのセカイモンを利用すると15000円~20000円前後で入手できます

 

■セカイモンで「Whole Earth Epilog」を検索
https://www.sekaimon.com/s/whole%20earth%20epilog/-/all/-/-/-/recommended/

青山
海外版のヤフオクです。国際送料が4000円くらいかかりますし、商品の破損状態や梱包状態が悪いというトラブルも多いので「良いものが届いたらラッキー」くらいに思っておいた方が良いです。

 

ホールアースカタログの日本版解説本について

 

引用:【amazon】スペクテイター〈29号〉 ホール・アース・カタログ〈前篇〉

 

 

なお、ホールアースカタログがどんな本だったのかがわかる解説本が前後編で出版されています。

 

有限会社エディトリアル・デパートメントが発行するカルチャー雑誌・スペクテイターの29号・30号はホールアースカタログの特集となっていて、後編には創刊編集長のスチュアート・ブランドのインタビューも掲載されています。

 

青山
「Whole Earth Epilog」ほどではありませんが、こちらも貴重な古書として価格が高騰しています。日本の出版業界・アウトドア業界に大きな影響を与えた伝説の本について知りたい人は所蔵してみてはいかがでしょうか。

 

 

エディトリアル・デパートメント
スペクテイター29号 ホール・アース・カタログ 前篇

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

 

エディトリアル・デパートメント
スペクテイター30号 ホール・アース・カタログ 後篇

【amazonで探す】【楽天市場で探す】

 

 

青山
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