ツイッターをやっていたら「救心が高山病対策に役立つ」というツイートが目に入りました。
【youtube】救心ソング「そんな時には」篇 1番 20秒
救心といえば、TVCMの「♪キューシン、キューシン」というサウンドロゴが有名。動悸・息切れのときに飲む薬で、登山専門誌「山と渓谷」にも広告が出ています。
具体的に登山にどう役立つのか、実験データを探してみました。
目次
救心の登山への効能効果と、高山での臨床試験結果のデータについて
まずは救心と登山について、救心公式サイトのQ&Aにこのような記載がありました。
Q.登山によいと聞きましたが?
A.登山時の動悸(どうき)や息切れ、疲労感などにもお役に立てます。
救心は登山愛好家の皆様から、登山時のどうき、息切れをはじめ、寝不足や疲労回復時の気つけに有効とのお声を頂いています。 国立名古屋大学で実施した実験的高所・低酸素環境下での実験でも救心がどうき、息切れ、頭重、頭痛、倦怠、ねむけなど、高山病の徴候を改善するデータが得られています。 1970年から81年にかけては、日本山岳会東海支部の協力によりヒマラヤのマカルー、パミールといった世界の屋根と呼ばれる山々において救心の効果が実証され、さらに、2001年、明治大学山岳部のガッシャーブルム登山隊においても救心の有用性が確かめられました。
引用:救心・よくあるご質問

国立名古屋大学での実験結果データについて
この「国立名古屋大学での実験結果」は、救心サイトの「医療関係者の皆様へ」内の文献にPDFデータがありました。
文献には3つの高山病実験結果が載っていました。専門用語が多かったので要約すると、
- 高所登山を経験した健康な男子5名を高度4000mから6000mの低圧環境で運動させて拍出量(1分間に心臓から全身に送り出される血液の量)を検査。救心を服用しない例(偽薬)に比べ、救心服用時の方が正常値からの変化が少なかった。
- 20~31歳の登山家(男7、女1)を低圧環境に入れ、高度0mから7000mまで減圧。7000mあたりで心電図変化や自覚症状が出た時に薬を与えて観察。頭重・呼吸困難・思考力低下などの高度障害が発生した6例すべてで、救心4粒の服用で改善が認められた。2分以内に薬が作用したのが3例。
- 22~38歳の登山家を8名ずつ2グループに分けて低圧環境で観察。6000m気圧下で倦怠感や頭痛・ねむけが出た例に救心を服用させたところ、心拍数の変化が軽減し、血液循環が改善された。

登山での救心の飲み方・服用の仕方について
登山のどんなタイミングで救心を飲めばいいのかも、公式サイトのQ&Aに記載がありました。
Q.登山ではいつのめばよいのですが?
A.登山前、登山中、下山後の服用をおすすめします。
登山中の動悸(どうき)や息切れに頓服すればよいのですが、登山の数日前からのみ始め、登山当日はもちろんのこと、疲労の回復を早めるために下山後も服用すると効果的です。登山当日は登り始める1時間くらい前が効果的です。
引用:救心・よくあるご質問

なお、食前・食後どちらの服用でもかまわず、前述の実験結果では副作用はまったく見られなかったそうです。安全に強心作用が得られるという点も安心です。
※注 心不全や頻脈の治療に使われる薬との併用はできません。医師の治療を受けている人や、妊婦または妊娠していると思われる人は医師や薬剤師にご相談ください。
富士山登山や久しぶりの登山で「体がやばい」と思った時に
高山病予防薬としては「ダイアモックス」が知られていますが、処方箋なしで一般の薬局で購入することはできません。
その点、救心なら薬局やネット通販でも手軽に入手することができます。
富士山登山などで高山病が出た時はもちろん、低山でもコロナ開けの久々の登山で息切れしたときなどに救心は役立ちます。
登山の常備薬として、エマージェンシーキットに入れておきたいと思います。

救心製薬
【第2類医薬品】救心 30粒