あけましておめでとうございます。ご訪問ありがとうございます。
今年も「山コーヒー」の普及活動に取り組んで行きたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
2015年は「羊（ひつじ）」年。
登山の楽しみ方のひとつに、干支の字がつく山に登る「干支登山」というのがあります。
「羊」の字がつく山は日本になんと1つだけ。
北海道のニセコの近く、日本百名山の羊蹄山（標高1898m）です。
この山は昔は「後方羊蹄山」と書いて「しりべしやま」と呼ばれていました。
読みにくかったので今の羊蹄山（ようていさん）になったそうです。
また、「蝦夷富士」とも呼ばれ親しまれています。
【羊蹄山の場所と初心者おすすめの登山ルート】
https://goo.gl/maps/hJiqV
羊蹄山は札幌から函館寄り、ニセコのスキー場の近く。
登山地図は「山と高原地図 ニセコ・羊蹄山 暑寒別岳」に収録されています。
登山ルートは主に4ルートあります。おすすめなのが北西から攻める「倶知安（比羅夫）コース」。5時間ほどで山頂に到着できます。急な登りなどもありますが、比較的安全なルートです。
● ヤマレコ「羊蹄山（比羅夫コース）」
http://goo.gl/ibMf34
山頂の小屋開きは例年6月中旬頃から10月10日頃まで。夏に登るのが推奨されています。
また、羊蹄山は高山植物の宝庫です。観測できる高山植物は、サンカヨウ、エンレイソウ、エゾニュウ、アカバナシモツケ、エゾアジサイ、ウバユリ、ハイオトギリ、クルマユリ、シラネアオイ、カラマツソウ、ハクサンボウフウ、イワブクロ、チシマキキョウ、イワベンケイ、コメバツガザクラ、イソツツジ、コケモモ、タニウツギ、キバナシャクナゲ、オオカサモチ、トカチフウロ、ミヤマキンバイ、イワウメ、ウメバチソウ、トウヒレン、ウラジロタデ、タカネキタアザミ、ヤマブキショウマ、エゾツガザクラ、イワイチョウ、イワハゼなど様々。
【東京・大阪（関東・関西）から倶知安～羊蹄山への行き方・交通アクセス】
【1日目】
全国の各空港から北海道の新千歳空港へ。そこからＪＲ快速エアポートで小樽駅、ＪＲ函館本線に乗り換えて倶知安駅（読み方：くっちゃんえき）に到着。
新千歳空港から倶知安までの移動時間は3時間半ほどかかります。倶知安はニセコのスキー場が近く、宿がたくさんあります。ここで前泊する流れになると思います。
【2日目】
倶知安駅のバス乗り場から道南バス／ニセコバスで約15分「羊蹄登山口」下車、登山口まで約25分です。倶知安／比羅夫（ひらふ）コースの山頂までの標準コースタイムは登り4時間30分、下り3時間30分。
8時15分に倶知安駅を出る始発バスに乗ると、下山時刻が16時半頃になる計算です。下山したら、ニセコや倶知安の宿で2泊目。
【3日目】
自由行動日。北海道を観光します。好きな時間の飛行機で帰路につきます。
【羊蹄山までの交通費・飛行機代・観光予算など】
最寄りの空港・新千歳空港への内地からの直通便があるのは、羽田・成田・大阪・関西国際・神戸・名古屋/中部国際・青森・いわて花巻・秋田・仙台・新潟・福島・富山・信州まつもと・小松・茨城・静岡・岡山・広島・福岡・沖縄の各空港です。
交通費は片道運賃43000～55000円くらい。往復＋宿泊費で予算は16万くらいです。普通に買うとかなりコストがかかるので、宿泊予約サイトやツアーで宿代と飛行機代がセットになったものを事前に予約しておくとかなりコストを下げる事ができます。
日本最大級の宿・ホテル予約サイト「じゃらん」 じゃらんパック（宿＋航空券）
この「じゃらんパック」のサイトで「宿泊」の「都道府県」を「北海道」、エリアを「ニセコ・ルスツ」にして日程などを設定すると、各プランが出てきます。そこからエリアを「ニセコ・倶知安」と絞り込み検索します。
往復飛行機代と宿代セットのパック・2泊3日朝食のみでなんと53400円くらい。（倶知安の「フリーダムイン」での金額・4月上旬の日程）
じゃらんなら、予算を３分の１に抑える事ができます。
4か月先くらいまで予約可能なので、夏に登るなら3月～4月に予約すればOKです。
できるだけ倶知安駅に近い宿を取っておけば、早い時間に登り始める事ができます。ニセコの宿でも、タクシーを手配して羊蹄山に直接向かうという手もあります。
【羊蹄山格安登山・羊蹄山自然公園真狩キャンプ場を利用】
羊蹄山のふもとにキャンプ場があります。ここでキャンプをして「真狩コース」から登るのも手です。これなら宿泊費を大きく抑えられます。テント持込みならサイト使用料600円、レンタルテントで850円、大型で設営済みのオーナーロッジテントが2200円です。
航空券だけ取っておけば宿泊予定に自由が効きます。格安航空券比較はスカイチケットのサイトが使いやすいです。
格安航空券はスカイチケット
シーズンによって値段は異なりますが、大阪からは片道20000円前後でした。
キャンプ場で2泊して、予算は45000円くらいでした。（交通費・食事代別）
【羊蹄山は噴火するのか？47の危険な火山に入るのか、活火山なのか】
羊蹄山は気象庁が選定した「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な47の火山」に入ってはいません。ただ、｢概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山｣の活火山とされています。
火山活動は、約10万年前から5万年前。約1万年前以降は側火山の活動が中心で、約6千年前以降は活動していないようです。100％大丈夫とはいえませんが、噴火の可能性はかなり低いと思われます。
ちなみに御嶽山の噴火は1979年に約5000年ぶりに噴火、その後1991年5月、2007年3月後半と噴火して、2014年に噴火しています。
