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サーモスの新型山専用ボトルの保温性能・比較レビュー動画を作りました。

サーモス新型山専ボトル・保温性能比較レビュー【FFX-900】【FEK-800】
http://youtu.be/brtoFWaKKpk

新型山専ボトルのカタログスペックは、外気温20度で、6時間後に80度以上、24時間後は60度以上という性能。私が知りたかったのは、「外気温が冬場の0度~5度だったらどうなるの?」でした。

冷蔵庫の温度はちょうど0度。新型の山専ボトル、旧型の山専ボトル、15年前の古いサーモスボトルを冷蔵庫に入れて、6時間後の温度を測定しました。

 

【外気温0度の場合の6時間後の魔法瓶の温度変化】

 

1.古いサーモスの魔法瓶 70.2度
2.旧型の山専ボトル 86.3度
3.新型の山専ボトル 86.8度

カタログスペックでは外気温20度で6時間後は80度以上というふれこみでした。
冬山並みの0度という環境で、何とカタログスペック通りの性能。さすが「山専用」です。

旧型と新型の差はあまりありません。若干性能が上がっているくらいです。なお12時間後でもカップラーメンを作る事が出来る温度をキープしていました(動画参照) これは口コミで大人気なのもうなずけます。

気温が低いとお湯を沸かすのに時間がかかりますが、この山専があれば熱い湯をキープしているのですぐに温かい飲み物を飲む事が出来ます。寒さに震える時間を短縮できるので、冬場の登山の必須アイテムとなりそうです。

動画でレビューしているのは900mlのサイズですが、もっと容量が少なくても大丈夫という方には500mlのサイズがおすすめです。

カップラーメンを作るのに必要なお湯の量は約300ml。コーヒー1杯で約160ml。合わせて460mlなので、ソロ登山なら500mlのFFX-500で十分かもです。

FFX500の重さは280g。FFX-900に比べて110g軽いです。


山専ボトルの旧型「FEK-800」。在庫を一掃したいのか、ちょっと安くなってきているようです。

温度性能の差は新型と比較してもあまり違いがありません。重さの差も10g重いくらいなので、セールやヤフオクで安かったら旧型を買うのもありです。


【追記:2014年5月】

旧型モデルは現在軒並み販売終了しています。



そして、意外と性能が高かったのが「一般用」のサーモス。6時間後までにお湯を使うならこれでも十分ともいえます。私が持っている15年前のものと同程度のタイプがこちらです。

山専ボトルとの違いは、保温能力と落下による衝撃耐性。山専のゴムリングの衝撃吸収力・安定感・開けやすさはさすがです。

登山やアウトドアでの使用頻度が高いようでしたら山専ボトルがおすすめです。
(「登山家」という感じがするのも、やはり山専の魅力ですし)

以上、サーモスの新型山専ボトルを使用した感想・レビューでした。


【追記】
夏場の登山での使用を想定した保冷実験も行いました。サーモス本体を熱湯に入れて温めたら中の氷がどうなるのかを試しています。

(※注 高温で煮込むと爆発する可能性があるため真似しないでください)


【夏季想定】山専用ボトル 保冷実験【サーモスFFX-900レビュー】
http://blog.outdoor-coffee.com/?eid=139


青山
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