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珍スポットトラベラーの金原みわさん(http://kaneharamiwa.club/)の新刊が出版されました。ラジオ関西「金原みわの珍人類白書」の対談コメンタリー本。ラジオを聞きのがした人も、珍トークが楽しめる一冊です。

 

 

 

 

 

 

私も「珍人類」として山コーヒーについて色々語らせて頂きました。出演依頼された時、これまで出演されている方がみなさん珍人類の称号にふさわしい振り切っている方々ばかりだったので、私でゲストが務まるのだろうかと思っていました。ラジオでオンエアされた時も内心「珍的インパクトは足りていたんだろうか」と不安を感じていたのですが、こうやって本で読んでみると、私が追求している「山頂到達が絶対ではないコーヒー登山」は世間一般の登山に対するイメージの中ではちゃんと「珍」なんだなと思えました。

 

 

 

 

 

 

パーソナリティの金原みわさんは素敵な人です。ただ「珍」を面白がって披露しているわけではなく、珍コレクションの数を自慢しているわけでもなく、時代に取り残されたものやマイノリティに対して敬愛や慈しみの心を持って寄り添っていらっしゃいます。本の巻頭で金原さんは、

 

 

 

 

「この世界ってつまらないなあ」と思いながら、色褪せた景色を眺めているそこの人。これを読んで「あれ、今住んでいる団地って面白かったんだ」とか「こんな楽しみ方があったんだ」とか、何気なく見ていた景色が美しく愉快なものになればいいと思う。

 

金原みわの珍人類白書より引用)

 

 

 

 

と述べられています。この巻頭の文章は、きっと金原さん自身が珍スポットとの出会いに救われた経験があっての願いなのだろうと思います。

 

 

 

私自身、色褪せた景色の中でどうしようもない不安に襲われていた時に「山コーヒー」で救われ、過去の自分と同じ状況に陥っている人に「山コーヒー」を体験してもらいたいという思いをもって活動しています。金原さんのトークイベントは居心地がよく、珍スポット体験をまとめた著書「さいはて紀行」の文章もじわっと心地よく体に沁みいるのですが、それはこういった思いに共感しているからなのかもしれません。

 

 

 

今回出版された本「金原みわの珍人類白書」は、タイトル通りに「珍人」ばかり。金原みわファンの方や珍の世界を見てみたいという人が楽しめるのはもちろんですが、世間の人たちが理想としている「一般人」のカテゴリーから逸れてちょっと不安を感じているという人にも読んでもらいたい一冊です。金原さんの巻頭文の通り、きっとその日常に彩りが加わっていくと思いますので。

 

 

 


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青山
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