牛乳を買ったら、パック側面の広報欄に神戸市消防局による熱中症対策のお知らせがありました。
神戸市消防局の公認キャラクター・ピーポーくんが「消防士もやっている！！暑くなる前からの熱中症予防『暑熱順化』とは！？」と、ホームページを見るよう案内しています。
神戸市「熱中症に気を付けて」のページについて
■神戸市 熱中症に気をつけて
https://www.city.kobe.lg.jp/a84309/bosai/shobo/ambulance/necchu.html
神戸市の該当ページには、「熱中症について」「熱中症の症状」「熱中症予防行動のポイント」などがまとめられていて、その中の「暑熱順化に関する資料」に、暑熱順化についての動画がリンクされていました。
動画をわざわざ見てられない、という人のために動画内容の要点をテキスト化してまとめていきます。
消防士もやっている暑熱順化の動画内容について
リンク先は環境省のyoutube動画チャンネルでした。
■３．早見優のLet’s Study!「夏を健康に過ごすための体作り」2015/08/24
https://youtu.be/wO95CWTFB_U
暑熱順化だけに特化した短い動画ではなく、熱中症に関する情報も入った11分のトーク動画。
会話シーンが長かったので、暑熱順化の要点部分だけをまとめるとこんな感じでした。
・梅雨明け頃の急激に気温が上がる頃が熱中症になりやすい。
・体の基礎代謝を向上させて発汗しやすい体にして体温調節を上手に行えるようにする。
・ややきついと思える負荷の運動を行って心拍数を高め、発汗機能を向上させる。
・「インターバル速歩」がおすすめ。3分間早歩き、3分間ゆっくり歩く。これを5セット30分、週4日以上を1～2週間行う。
猛烈にわきあがってくる、面倒くさい気持ち。
ただ、動画の説明によると外に出なくても自宅内の踏み台昇降運動などでも効果があるようです。
マスクを着けて屋外で高負荷をかけて歩くのは大変ですが、エアコンをつけた涼しい室内でも心拍数さえ高めればOKなのは助かります。
久々の夏の登山、少しは暑熱順化して臨みたいと思います。
RIORES（リオレス）
エアロビクスステップ 踏み台昇降運動
運動直後に○○を摂ると熱中症予防になる
ちなみに、「熱中症に気を付けて」のページによると運動後に牛乳を飲むと熱中症予防になるようです。
運動直後30分以内に糖質とタンパク質を含んだ食品（例えば牛乳1～2杯）を補給することで、血液量を増加し、熱放散能力を改善することが報告されています。(出典：環境省「熱中症環境保健マニュアル2018」）
暑熱順化をより効果的にするために、本格的な暑さになるまで、1日1回汗をかく運動をして、運動後に牛乳を飲みましょう。
この研究結果の概要は下記リンク先で確認できます。
■「高齢者の運動トレーニングによる血漿タンパク質増加機構並びにそれに及ぼすタンパク質サプリメント摂取の効果」
https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr.cgi?function=brows&action=brows&type=summary&language=J&recptno=R000007027
この論文によると、糖質15gとタンパク質10gで効果が見られたそうです。
登山中に牛乳を補給するのは温度管理などの面で手間がかかるのですが、プロテインバーなら軽くて携帯性に優れています。
山の携行食としてのプロテインバー、「熱中症予防」という点でもおすすめといえます。
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