登山用ガスバーナーを使う際に必要な、ガスカートリッジ(OD缶)。
昨年まとめ買いをしたので知らなかったのですが、どうやら燃料価格の高騰で価格が高くなっているようです。
以前に比べてどれくらい値上がりしたのか、調べてみました。
買い置きしていたガス缶、今の価格を比べてみた
こちらは私が2年くらい前に登山店ロッジで買った、イワタニプリムスのハイパワーガス250Tです。
ロッジのwebショップで今の値段を調べてみました。
正確には34.8%の値上がり。差額は112円。
昔の価格を知っていると「無駄遣いせずに効率よくガスを使わなければ…」という気持ちになります。
OD缶はいつから値上がりしたのか調べてみた
登山用のガスカートリッジはいつから値上がりしたのでしょうか。
インターネットショッピングサイトのamazonで、アプリを使って過去の価格推移を調べてみました。
引用:【amazon】PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ハイパワーガス
ネットショップのamazonだけでなく、実店舗のアウトドアショップも2月1日に値上げしていました。
1982年スウェーデン生まれの燃焼器具専門メーカー"プリムス PRIMUS"のガスカートリッジが2022/2/1(火)に価格改定される予定です。
対象アイテムは33円~55円の値上がりとなっています
引用:アウトドアーズ・コンパス「プリムス ガスカートリッジが2022/2/1(火)に価格改定!値上がり前に賢く買おう!」
引用:【amazon】イーピーアイガス(EPIgas) 230パワープラスカートリッジ
プリムス以外のガス会社も調べてみたところ、EPIgasは2022年1月1日に458円から639円(+39.5%)に、SOTOの250ガスは2018年の1月25日は462円でしたが現在は660円(+42.8%)となっています。
戦争の影響でガス缶はさらに値上がりする可能性も
気になるのが、ロシアがウクライナに軍事侵攻したことによるガス価格の高騰です。
天然ガス価格の推移を見てみます。
戦争が始まったのは2022年の2月24日。2021年後半から上昇傾向にありますが、戦争直後の3月に一段階上がって18.03ドル/mmbtuに。
戦争直前は14.94ドル/mmbtuだったので20.6%の値上がりとなっています。
ガス缶が昔のような値段になるのはかなり先になりそうです。買い控えている人は、安かった時代のことは忘れてお買い求めください。
ガス代節約のために高性能魔法瓶を
引用:【amazon】THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル500ml
これだけガス価格が高騰すると、山でガスを使って調理を楽しむのは庶民には難しい「贅沢な行為」となっていきそうです。
サーモスの山専用ボトルなどの高性能保温能力をもつ魔法瓶は、朝に自宅で入れた熱湯で昼にコーヒーやラーメンが作れます。
日帰り登山などでは、節約のため「ガスを使わずにお湯だけで山コーヒー・山ごはんを楽しむ」という流れが増えてくるのではないでしょうか。
サーモスの山専用ボトルは2019年にリニューアルされ、新サイズの750mlが登場しました。
750あれば、「カップラーメン+スープ+コーヒー」の湯量に対応します。
【山専用ボトル750mlのサイズ感目安】
・コーヒー(160ml)4杯分
・カップスープ(150ml)5杯分
・筒形カップ麺(約300ml)1杯+カップスープ1杯+コーヒー1杯
・器型カップ麺(約400ml)1杯+カップスープ1杯+コーヒー1杯
・チキンラーメン(400ml)1杯+日清カップヌードル標準サイズ(300ml)1杯
サーモス(THERMOS)
山専用ボトル FFX-751