本日8月27日は「男はつらいよの日」だそうです。今から51年前、1969年8月27日にシリーズ第1作が公開されたことを記念して制定されました。
渥美清主演、山田洋次原作・監督の「男はつらいよ」は1995年までに全48作が公開され、累計で配給収入464億3000万円、観客動員数7957万3000人の大ヒットを記録。「一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ」としてギネスブックにも認定されています。
48作もあるなら寅さんは日本のどこかの山に登ったかもしれないと思い「男はつらいよ 登山」などで検索してみましたが、シリーズ内で登山シーンは無かったようです。渥美清さんは20代の若いころに肺結核で右肺を切除されていたそうなので、肺に負担がかかる登山シーンは避けていたのかもしれません。(シリーズ内で代役を立てた唯一のシーンが「海に飛び込むシーン」だったそうです)
代わりに検索で出てきたのが、第38作「男はつらいよ 知床慕情」にて三船敏郎が演じた上野順吉の登山帽でした。
この登山帽は当時「ピケ帽」と呼ばれていたそうです。ピケの由来はフランス語の「Pique」で、経緯(たてよこ)二重織の表面に畝(うね)がある丈夫な織物を意味しますが、「丸いツバ付き帽子」の総称となって昭和のアウトドアファッションアイテムとして人気でした。
令和になった今でも、この形は登山帽のスタンダードとして同じようなものを入手することができます。
MIZUNO(ミズノ)
スタンダードハット
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
キャンプサイドハット
Karrimor(カリマー)
wool hat
ARCTERYX(アークテリクス)
シンソラハット
日本の名作映画「男はつらいよ」、まだ未視聴だったのでこれを機会に見てみたいと思います。amazonプライム会員なら、プライムビデオで無料視聴が可能です。
男はつらいよ
HDリマスター版 第1作