引用:【amazon】Goodyear Vector 4Seasons Hybrid 165/60R15
ハスラーにスタッドレスタイヤを履かせたのですが、風邪ひいたり急な予定が入ったりで雪山登山や雪あそびに行けていません。雪道をぜんぜん走らないまま春を迎えそうです。
タイヤ交換の走行距離の目安は約3万km。そろそろ最初に履いていたノーマルタイヤの交換時期なのですが、スタッドレスタイヤへの交換費用が無駄にかかるならこのタイミングで一年中オールシーズンタイヤを履くという選択肢もアリなのかもしれません。
ハスラーに適合するオールシーズンタイヤはどんなのがあるのか、価格はいくらか、おすすめのタイヤはどれなのか、欠点やデメリットはあるのかを調べてみました。
目次
ハスラーに適合するオールシーズンタイヤを探してみた
引用:【amazon】フジミ模型 1/24 スズキ ハスラー
ハスラーのタイヤサイズは165/60R15。よくあるタイヤサイズではないので価格が他に比べて高いです。
このサイズに適合する主要なオールシーズンタイヤを楽天市場で探してみました。
(※価格は2023年12月楽天市場調べ)
LANDSAIL(ランドセイル)77H 4-SEASONS | 価格:22200円/4本 |
MICHELIN(ミシュラン)クロスクライメート 85H XL | 価格:44160円/4本 |
Goodyear(グッドイヤー)ベクター4シーズンズハイブリッド | 価格:48560円/4本 |
TOYO TIRES(トーヨータイヤ)オールシーズン セルシアス 81T | 価格:57200円/4本 【楽天市場で探す】 |
安かったのは、中国の航空機タイヤメーカー・ランドセイルのオールシーズンタイヤでした。
中国メーカーですが欧州で冬用タイヤとして認証されていて、ネット上のレビューでは性能面的にコストパフォーマンスが良く「思っていた以上に使える」と評判です。
青山がハスラー用でオールシーズンタイヤを選ぶなら
私が買うとするなら、ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメートプラス」です。
春~秋のサマータイヤで求められるハンドリング性能・ドライ/ウェット時のブレーキング性能が十分にあり、寿命は約30,000kmで短くなく、カーメディアの雪上使用レビューでも高評価を得ています。
ミシュランの『クロスクライメート』を、今度はいよいよ冬の北海道で試すことができた。場所は北海道北部の中央に位置する士別の寒冷地試験場だ。(中略)
氷上では、サマータイヤは発進すら難しいところ、クロスクライメートはこともなげに走り出し、しっかり前に進んでいく。(中略)
2WDで6%の登坂だが、アクセルをごくふつうに踏んでみたところ、ほぼ空転することもなく前に進んでいった。
引用:Automotive media Response「これだけ雪上を走れる! ミシュランの新しいオールシーズンタイヤ『クロスクライメート プラス』」
「街乗りでの感覚は今までと変わりない」「乗り心地感が良い」「履き替え前のタイヤより静か」など、一般購入者のレビューもおおむね高評価でした。
なお、一番の決め手は「私がロードバイクに乗っていた時にミシュランのタイヤをよく履いていた」です。
MICHELIN(ミシュラン)
クロスクライメートプラス 85H XL
価格:42520円~/4本
※価格の安い順で設定してます
オールシーズンタイヤは本当に大丈夫なのか? 欠点やデメリットについて
妻が「オールシーズンタイヤはホントに大丈夫なの?」と心配していたので、欠点やデメリットについて調べてみました。
タイヤメーカー・販売店のページはタイヤを売るために忖度がある可能性があるので、公平性の高い日本自動車連盟・JAFのページを見てみました。
JAFでは2017年2月、圧雪路と氷盤路での制動距離を計測するテストを実施しました。(中略)制動初速は時速40kmで3回実施し、制動距離の平均値で比較しました。
圧雪路での試験結果は、スタッドレスタイヤが17.3m、オールシーズンタイヤが22.7m、ノーマルタイヤが29.9mでした。
氷盤路(アイスバーン)での試験結果は、スタッドレスタイヤが78.5m、オールシーズンタイヤが101.1m、ノーマルタイヤが105.4mでした。
1~2㎜程度の積雪ならば雪道の走行も可能とされているオールシーズンタイヤですが、これらのテスト結果から、雪道走行ではスタッドレスタイヤのような気持ちでの運転は危険であることが分かります。
冬の雪国や山岳地帯では、雪が見えていない場所でも、雪解け水や前日の降霜により路面が凍結していることがあります。オールシーズンタイヤを過信することなく、積極的にスタッドレスタイヤやチェーンなどの滑り止め対策の装備を活用することを心がけてください。引用:JAF「オールシーズンタイヤ」って、どんなタイヤですか?
冬山登山では狭くて細い山道を走ることが多く、日陰の道は凍結している恐れもあるので、アイスバーンの制動距離は重要です。
とくに山岳道路はガードレールがないことが多いので、崖から転落する可能性は少しでも下げたい。あと1m早く止まれていたら…という場面を想像すると、スタッドレスの力は必須といえます。
都心部在住で冬に数センチの雪道を数回走る程度ならオールシーズンタイヤ、雪山登山をするならスタッドレスという選択が安全だと思います。
DUNLOP(ダンロップ)
ウィンターマックス03 165/60R15 77Q
DUNLOP(ダンロップ)
ウィンターマックス02 165/60R15 77Q
記事についての追記
注意!タイヤの組み換え交換について(タイヤ持ち込みNG対策)
楽天市場で買うならタイヤ交換チケットの同時購入をおすすめします。
私が行っているスズキのディーラーでは持ち込みのタイヤは組み換えできないとのことでした。
楽天と提携しているガソリンスタンドが近くにあるかを確認して、タイヤチケットを買い、ガソリンスタンドに注文したタイヤを受け取ってもらって交換してもらうのが安心です。
(※ホイール付きで買えばディーラーでも交換対応は可能です)
ハスラー用のノーマルタイヤについて
オールシーズンタイヤを選択しないとなると、新しいサマータイヤの購入を考えないといけません。
スズキ・ハスラーに最初から付いているノーマルタイヤは、ダンロップのエナセーブ。
前々から購入を検討している静粛性の高いレグノレジェーラにするか、引き続きエナセーブでいくか、価格差を調べてみました。
BRIDGESTONE(ブリヂストン)
REGNO GR-Leggera 165/60R15 77H
※価格の安い順で設定してます
DUNLOP(ダンロップ)
ENASAVE RV505 165/60R15 4本セット
エナセーブ、静粛性が前モデルより30%近く減少しているようです。「耐ふらつき性能20%UP」でハスラー特有のふらつきも減少しているようで、「カーブ時に揺れるのが少なくなった」というコメントもありました。
レグノに惹かれていましたが、エナセーブの新モデルもありかもしれません。交換するその日まで、じっくり検討したいと思います。
【2022年4月追記】