熊撃退スプレーに熊撃退ポールなど、さまざまな「熊対策」商品が登場していますが、「熊対策のカラーボール銃」もこの春販売がスタートしていました。
開発されたのは、愛媛県今治市で防犯グッズ製造をされているスナミヤさん。

銀行強盗に撃つカラーボール銃の弾が「熊用」になっているようです。
どんな商品なのか、登山での熊対策に有効なのかを調べてみました。
目次
熊対策カラーボール銃の性能について
引用:【amazon】熊撃退 忌避剤発射機 「金太郎」熊用ランチャー 催涙スプレー
この熊用の忌避剤発射機は小型ボンベの空気圧で発射するもので、射程は7~15mあります。

熊スプレーの有効射程は5mくらいなので、倍近く離れて使えるのはありがたいです。
製品の総重量は約273g、サイズは全長約33cmで高さ14cm。
サイズが大きいので登山に携行するのには向きません。店舗や家・倉庫に常備しておく使い方が適しています。
熊対策カラーボール銃・金太郎の使用動画
この熊対策カラーボール銃を実際に使ってみた動画が公開されています。
【Youtube】忌避剤発射機「金太郎」発射から球の交換までの手順
【Youtube】クマ撃退用ランチャー」今治の防犯グッズ製造企業開発

射撃シーンは2分0秒ごろから。けっこう反動があるようですが、女性でも使えています。
商品のメリットとデメリット
商品の良い所・メリット
・風の影響を受けにくいので自爆しない。熊スプレーの場合は追い風以外で使用すると自分や仲間が被害を受けて動けなくなる可能性がある。この銃ならその心配が少ない。
・熊の手前の地面に弾を撃って破裂させることで広い範囲に飛散させることができる。
・消耗品の弾の価格は、「忌避ボールセット(発射用ガス付き)」で定価5500円(税込)。熊スプレー1本よりは安い。
商品のいまいちな所・デメリット
・忌避剤入りの球がセットに1発しか付属していない。3発あるうちの2発は練習用の水ボール。販売商品セットに2発~3発分は欲しい。
・「ちょい撃ち」ができない。熊スプレーの「軽く噴霧して防御用のガスの壁を作る」という使い方ができない。
・森の中で木々などの遮蔽物が多いと有効な場所で球を破裂させるのが難しい。
・土などやわらかい地面だと弾が割れないことがある。コンクリートの地面がある市街地向け。
・ガスボンベの交換や弾込め作業などで2発目を撃つまでに1分くらいはかかる。
・本体の耐久性が低い。20発撃つと破損する。替えの発射機は定価11000円。
できれば複数人が所持して連携したい
火縄銃のような単発式でリロード(再装填)に時間がかかるので、長篠の戦の「三段撃ち」のように「初撃の撃ち手、追撃の撃ち手、補助の撃ち手」の複数人で運用するのが効果的だろうなと感じました。

実際にそういった使い方ができるのは市役所や大きな組織・企業・事業所で、個人では難しそうです。
ただ、射程があり風の影響で自爆するリスクが少ないのは大きなメリットです。
熊出没エリアが近いキャンプ場や山小屋・自然環境施設などは複数丁を配備しておき、射撃チームを編成して練習をしておくのが良いと思います。
熊撃退 忌避剤発射機 「金太郎」
※「予備の弾だけ」「替えの銃身」などは現在ネット上で販売されていません。代理店の株式会社オーストリッチインターナショナルに問い合わせてお求めください。











