
「山ヤの人生三大北壁」と呼ばれる、就職(転職)・結婚・子育て。
人生の転機で環境が大きく変わることで休日時間の優先順位が激変し、山に登る時間の確保が難しくなります。

多くの山友達がこの「北壁」により、山に登らなくなっていきました。
私自身も「子育て」で今は登山休業中となっています。「休日を子どもと過ごすようになったから」という時間的優先順位の変化もありますが、ある日「子どもと一緒に山に行かないの?」と聞かれたときに、根本的な理由があることに気付きました。
私が登山で得ていた充足感が、日常の「子育て」で得られている。
これが大きな原因でした。
目次
「未知の発見」でドーパミンが放出される

私が登山で楽しんでいたことのひとつが、未知なるものの発見。
登山地図をたよりに、知らない山道を歩き、道迷いの危険を回避し、知らない山頂に立ち、見たことない風景を目に収め、予定通りに帰還する。
「探索を成功させる」「予想していたものを確認する」と脳がドーパミンなどの快楽物質を放出するそうで、心に良い充実感を与えてくれました。
子育ても「未知なるものの発見」の連続
子育てをしてみると、子育てもまた登山と同じように未知の発見の連続でした。
子どもは予想外の動きや考え方をするし、勉強の答え方も想定外。運動や工作は動きがまだまだぎこちない。
「子どもはそんな行動・考え方をするのか」という未知の発見が無数にあり、子どもが直面している問題を解決するための方法を試行錯誤して導いていく。
そして子どもが「成功」して笑顔を見せたとき、私自身も同じように成功を喜ぶ。
「未知の発見からの成功」。子育ても登山と同じように脳がドーパミンなどの快楽物質を出していたのだと気付きました。

子育てで毎日「登山でのドーパミン」と似たものを得ていたら、登山欲求が減るのは仕方ないです。
子育て終了でドーパミン不足になれば登山復帰も
子どもは10歳から15歳くらいで親離れをするようになります。
親離れで子どもと一緒にいる時間が減ると、それに比例して発見由来のドーパミン分泌量が減少するので、再び登山欲求が再燃する可能性があります。

「子育てが終わって時間ができたから登山を再開した」という人は、単に時間的都合だけではなくドーパミンの減少も原因のひとつなのかなと思います。
人生を長期的な視点で見て、登山を楽しみたいと思います

高齢になればなるほど体力が落ちるので、若い頃と同じような登山をするのは難しくなります。
ただ、登山の良い点は「年齢に応じた楽しみ方がある」こと。
遠征日帰り弾丸登山などではなく、前泊・後泊ありのゆったり登山や山小屋泊まりプランの登山、ピークハントをしない登山など、自身の体力に合った山行スケジュールなら高齢でも登山が楽しめます。
長期的な視点で、登山と付き合っていきたいと思います。

ウォーキングなどで「歩く体力」だけはキープしておきたいです。
以上、山ヤの人生三大北壁のひとつ「子育て」についてのドーパミン観点での考察でした。
登山映画で山への思いをつなぐ
子育てで登山に行けない間は、登山映画を観るのも山への思いをつなぐ方法のひとつです。
Amazonプライムには面白い登山ジャンルの映画がたくさんあります。「劔岳 点の記」や「東野登山隊」や「下山メシ」など、興味はあったけどまだ見てないという方は是非。
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